アン・ソンジュ「まだ実感がわかない」2週連続優勝で今季4勝目！

2010年10月17日20時29分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア優勝 アン・ソンジュ -19
2 申　ジエ -12
3 有村　智恵 -11
馬場　ゆかり -11
5 キム・ナリ -9
新坂上ゆう子 -9
ヤング・キム -9
8 N・キャンベル -8
横峯　さくら -8
10 佐伯　三貴 -7


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今季4勝目を挙げたアン・ソンジュ（撮影：福田文平）











＜富士通レディース　最終日＞◇17日◇東急セブンハンドレッドクラブ(6,631ヤード・パー72)

　千葉県にある東急セブンハンドレッドクラブを舞台に開催された国内女子ツアー「富士通レディース」の最終日。昨日の第2ラウンドでツアー最少ストローク記録タイとなる“62”をマーク。2位以下に大差をつけたアン・ソンジュ（韓国）がこの日もスコアを2つ伸ばし、トータル19アンダーで2週連続優勝、今季4勝目を挙げた。

　アンは7番バーディの後、9番から3連続バーディを奪い快調にスコアを伸ばしていく。終盤の14番と18番でボギーを叩いたものの、猛チャージをかける選手は現れず圧勝で栄冠を手にした。

　自身初の2週連続優勝に「初めてです。まだ実感がわかないです」と率直な感想を口にしたアン。この勝利で賞金ランキングでも2位の横峯さくらに約5千万円の差をつけ独走状態に入った。「2位と差が離れてもランキングは意識しないようにします。残りの試合はランキングよりもいいプレーができるようにしたい」韓国勢の活躍が目覚しい国内女子ツアー、このまま初の韓国人賞金女王が誕生するのか、それともそれに待ったをかける選手が現れるのか。残り6試合、女王レースの行方から目が離せなくなりそうだ。


【最終結果】
優勝：アン・ソンジュ（-19）
2位：申ジエ（-12）
3位T：有村智恵（-11）
3位T：馬場ゆかり（-11）
5位T：ヤング・キム（-9）
5位T：金ナリ（-9）
5位T：新坂上ゆう子（-9）
8位T：横峯さくら（-8）
8位T：ニッキー・キャンベル（-8）

「今日が一番チャンスが少なかった」有村は通算11アンダー3位タイ

2010年10月17日20時43分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア優勝 アン・ソンジュ -19
2 申　ジエ -12
3 有村　智恵 -11
馬場　ゆかり -11
5 キム・ナリ -9
新坂上ゆう子 -9
ヤング・キム -9
8 N・キャンベル -8
横峯　さくら -8
10 佐伯　三貴 -7


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有村智恵は首位との差を縮められず、3位タイフィニッシュ（撮影：福田文平）








＜富士通レディース　最終日＞◇17日◇東急セブンハンドレッドクラブ(6,631ヤード・パー72)

　2日目のラウンド後、「爆発的なスコアを目指して頑張りたいです」と語った有村智恵。逆転優勝を狙い最終日に臨んだが、チャージをかけることはできず、3位タイで3日間の競技を終えた。

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　千葉県にある東急セブンハンドレッドクラブを舞台に開催された国内女子ツアー「富士通レディース」の最終日。有村は序盤からアイアンショットが思うように打てず「なかなかチャンスにつけなくて…。今日が一番チャンスが少なかった」と前半では1つしかバーディが奪えない苦しい立ち上がり。後半でも10番と15番ではバーディを奪取したものの、爆発的なスコアを出すことはかなわず、18番でもボギーを叩きトータル11アンダーでフィニッシュした。

　「スコアがすごく離れていて完璧なゴルフをしなければ勝てない状況なのにゴルフの内容が良くなかった」とラウンド後は悔しさを隠さなかった有村。自身の目標の賞金女王についても「現実的には厳しい」とコメント。「残りの6試合は悔いのないように、練習も悔いのないようにしたい。試合もしっかり集中して悔いの残らない終わり方にしたい」残りの試合ではこの悔しさをバネに全試合上位進出を目指す。


【最終結果】
優勝：アン・ソンジュ（-19）
2位：申ジエ（-12）
3位T：有村智恵（-11）
3位T：馬場ゆかり（-11）
5位T：ヤング・キム（-9）
5位T：金ナリ（-9）
5位T：新坂上ゆう子（-9）
8位T：横峯さくら（-8）
8位T：ニッキー・キャンベル（-8）

ピンクパンサー参戦！有村、さくら、アン・ソンジュらと激突

2010年10月21日17時41分






手首のケガは完治していないが、パッティング練習に重点をおきフィーリングも上々（撮影：ＡＬＢＡ）






＜マスターズGCレディース　事前情報＞◇21日◇マスターズゴルフ倶楽部(6,502ヤード・パー72)

　国内女子ツアー「マスターズGCレディース」が兵庫県にあるマスターズゴルフ倶楽部を舞台に開幕を迎える。今大会の注目はなんといっても、今季の「全米女子オープン」を制したポーラ・クリーマー(米国)の参戦だ。

【関連リンク】ポーラ・クリーマーのフォトギャラリー

　クリーマーは今季左手首のケガで欠場を強いられながらもそこから脅威のカムバックを見せ、悲願のメジャー制覇を達成した。しかし、「忍耐強く回復を待ちたい」と手首のケガは完治しておらず、いまだに毎日のアイシングとオフの時間のマッサージは欠かせない日々。「全米女子オープンには勝ったけれど、今までで一番難しい1年になっている」とシーズン全体を見れば苦しい1年となったことを明かした。

　それでも、ショット練習に制限がかかる分、パッティング練習に重点を置きフィーリングも上々だ。「目標はあと1勝したい。来年につながるような良い終わり方をしたいです」主戦場の米ツアーも今季は残り5試合。もう一度輝くために今大会で弾みをつけることが出来るか。横峯さくら、有村智恵ら日本勢に加え、現在国内ツアーを席巻している韓国勢との激闘に注目が集まる。

　明日の初日、クリーマーは有村智恵、アン・ソンジュ(韓国)と同組で10時15分に1番ティからスタートとなっている。

アン・ソンジュが髪を赤く染めたワケとは？

2010年10月21日18時54分
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楽しそうに話す韓国勢の中でもアンの赤毛は目立つ？（撮影：ＡＬＢＡ）






＜マスターズGCレディース　事前情報＞◇21日◇マスターズゴルフ倶楽部(6,502ヤード・パー72)

　兵庫県にあるマスターズゴルフ倶楽部を舞台に開幕する、国内女子ツアー「マスターズGCレディース」。「SANKYOレディースオープン」「富士通レディース」と2連勝を飾り、現在賞金ランキング首位を独走するアン・ソンジュ(韓国)が、07年に全美貞(ジョン・ミジョン)が達成して以来の3連勝に挑む。

　初めて挑むこのマスターズゴルフ倶楽部については「フェアウェイは狭いし、グリーンは硬くてスピンがかけづらいし、私には向いてないな」と語ったものの、どんなコースでも発揮される安定感は別次元。国内ツアーでは6月の「ニチレイレディス」から先週まですべての試合でトップ5以内の成績を残していることからもその強さが伺いしれる。「先週は欲張らずに楽な気持ちでプレーしたので良い結果につながったと思う。今週も楽な気持ちでやりたいですね」。来週は休みをとって韓国に帰る予定のアン。3連勝を手土産にしたいところだ。

【関連リンク】圧倒的な強さのアン・ソンジュ　今期前成績を見る

　最近のアンといえば、髪の毛の後ろの部分だけを赤く染めたヘアスタイルが特徴的で、赤く染めてから2連勝を飾るなどゲンの良いヘアスタイルとなっている。この2週間、屋外での戦いが続き色落ちしてしまったため今週改めて赤く染め直した。赤は彼女にとって勝負色でもあるが、赤く染めた理由はそれ以外にもある。「ファンの皆さんに愛されるように、目立つために染めました」。圧倒的な強さを見せているとはいえまだ韓国から来たばかりのルーキー。奇抜にも映る赤毛はツアーになじもうとする彼女なりのアピールでもあったようだ。

　明日から始まる予選ラウンドは、米ツアーからスポット参戦のポーラ・クリーマー(米国)、有村智恵と同組。賞金女王最有力候補がどんなゴルフを見せるのか。今週も“赤毛のアン”から目が離せない。